新設計のCPUアーキテクチャー「Zen」の衝撃
AMDは2012年から新しいCPU「Zen」の設計を始め、2017年3月にRyzenシリーズを発売しました。
長年の研究により、Zenは従来のCPUアーキテクチャー「Excavator」よりも1コアあたりの性能を大きく向上させることに成功しました。
Zenではデータ転送に「Infinity Fabric」という新方式を採用しています。
AMDの新しいビデオカード「RADEON VEGA」シリーズにも「Infinity Fabric」が採用されました。
AMDの最新技術が新製品に投入され、性能の向上に貢献しています。
Ryzenのラインナップ
Ryzenには
- GPUなしの「Summit Ridge」
- GPU内蔵の「Raven Ridge」
が用意されています。
ビデオカードを自分で選ぶ場合はGPUなしで大丈夫です。
Ryzen Threadripper | Ryzen 7 | Ryzen 5 | Ryzen 3 |
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あらゆることを同時に実行。レンダリング、ストリーミング、コンパイリング、エンコーディング。仕事にゲームに、世界初の16コア・デスクトップ・プロセッサーを搭載した究極のデスクトップ・プラットフォームをご利用ください。 | ゲーム、コンテンツ作成、集中的なマルチタスクでトップレベルの性能を体験。熱心なPC愛好家に最適な、非常にバランスのとれたデザイン。 | パワフルなプロセッサーをあらゆる人に。あらゆるゲーマーとアーティストのスタンダードとなる妥協なき機能とスムーズな性能。 | 最先端の真のクアッドコア・アーキテクチャーにより、はるかに高価なPCに期待される応答性と性能を実現。 |
8〜16コア | 8コア | 4〜6コア | 4コア |
最大32の処理スレッド | 16の処理スレッド | 最大12の処理スレッド | 4の処理スレッド |
20MB〜40MBキャッシュ | 20MBキャッシュ | 10MB〜16MBキャッシュ | 10MBキャッシュ |
Ryzenの魅力
Ryzenの魅力は一言でいうと「価格性能比が良い」ことです。
マルチコアCPUに最適化されたソフトを使う場合、Ryzenの本領が発揮されます。
Ryzenの注意点
世の中にはIntelのCPUに最適化されているソフトもあるので、Ryzenが性能を十分に発揮できない場合もあるようです。
Ryzen自体の欠点というわけではないのですが、気になる場合は事前にソフトメーカーへマルチコアの対応状況を確認してみることもお勧めします。
新設計のRyzenをあなたに
(1)価格(2)性能(3)ワットパフォーマンスの点でAMD Ryzenはお買い得なCPUです。
是非コア数の多いRyzenで、新設計の高性能CPUをご堪能ください。
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