Dr.クリス&スタッフブログ
冷却グリスレビュー!10度も冷えて約1万円!チューニング次第でスコアアップも?(7)
実戦編

corei7の中で最大のTDPを有する3970Xにサーマルオーバークロックを
実装1.2GHz~4.6GHzまで温度により動作クロックが変動する為
温度が低いと高いクロックで動作します
冷却グリスレビュー!10度も冷えて約1万円!チューニング次第でスコアアップも?(6)
おまけ

Cool Laboratory LIQUID PROを愛用していたのですが、
Thermal Grizzly Kryonaut の性能とロゴが気に入ったので、
パッケージをステッカーに加工してケースに張りました
グリスのパッケージはクマは白と赤でしたのでパットの
パッケージを使いました。
赤と黒の電源ボタンと良い感じにマッチング!!
by PCLAB 野口
冷却グリスレビュー!10度も冷えて約1万円!チューニング次第でスコアアップも?(5)
まとめ
今回使用したThermal Grizzly Kryonaut とminusPad8はかなり高級なグリスに分類されるでしょう。
安全性を重視し強力な冷却を実現した人にお勧めな一品!
冷却だけを追い求めるなら液体金属グリスを選ぶのが良いでしょうが玄人向けなので、高価なパーツを壊すリスクなどを考える必要があるでしょう。
自分のタイプにあったグリスを選びましょう。
しかしグリスが優秀でも熱交換器であるクーラーがキャパオーバーだと宝の持ち腐れなので、バランスを見極めて一番良い構成を見つけましょう。
GPUで今回のグリスを使う場合は管理ソフトからfanの回転数を30%から50%くらいまで上げてあげると、リテールクーラーでもグリスの性能を引き出す事が出来ました。
他社のオリジナルクーラーなどを使っている人は塗り替えだけでもかなり高い冷却性能を実現出来るでしょう。
しかし5.5gのシリコンと10cm×10cm×1.5mmのパットで1万円は高いと思う方が大多数でしょう。
私自身も最初はCool Laboratory LIQUID PROの方が良いじゃんと思いましたが、実際使ってみると安全性や室温の急激な変化等色々検証を行っていくとThermal Grizzlyに惚れて行きました。
Thermal Grizzlyからも液体金属グリスが出ているのですがやはり腐食するので、長期間の運用を目的とするエンドユーザーには最適な一品だと判断します。
極冷ユーザーの方にもCPUの凍結を防ぎ水没する危険性を高い確率で、回避出来るのは大きな恩恵ではないだろうか?
簡単に言うと強力なクーラーに組み合わせると最高の一品!
どうしてもこのクーラーが使いたいと言う方にはFANなどを変えるか追加で、放熱率を強化がお勧め!
余談ではあるがminusPad8は、マザーボードのコンデンサーの冷却にも恩恵があるのと思えるので、常用オーバークロックPCを構成する際は、マザーボード、GPU、CPUにKryonaut とminusPad8を導入すると、安定して速度を追い求める事が出来ると判断出来ますね。
いつか機会があればminusPad8のマザー編をしたいですね。
冷却グリスレビュー!10度も冷えて約1万円!チューニング次第でスコアアップも?(4)
GTX980Ti
組み込みは動画を公開予定です。
比較用グリス(Arctic MX-4)温度です。

Thermal Grizzly minusPad8温度です。

グリスとパッドを交換してこちらも同じ室温で6℃温度が下がりました。こちらもグリス交換の恩恵は大きいと判断出来ますね。リテールクーラーでFAN40%使用でここまで安定するとは正直予想をはるかに超えてきましたね。
続く
冷却グリスレビュー!10度も冷えて約1万円!チューニング次第でスコアアップも?(3)
温度
3970Xサーマルオーバークロック4.6GHz
サーマルオーバークロックとは、温度により動作するクロックが変動するオーバークロックです。
比較用グリス(Arctic MX-4)温度です。今回使用した比較用グリスはArctic MX-4です。通常の付属グリスより平均5℃下がるグリスなので対戦相手に選びました。

Thermal Grizzly Kryonaut温度です。

同じ室温環境で6℃温度が下がりました。
比較したグリスも優秀なので6℃ですが、
付属グリスと比較した場合は10℃以上差が出る計算ですね。
サーマルオーバークロック
ゲーミング仕様なので全コアに最大限負荷がかかる事が少ないので、
30秒前後で動作クロックが下がる設定にしています。
ブラックアウトする危険性を出来るだけ下げた設定です。
サーマルオーバークロックは動画編集用マシンなどで、既に実用が始まっている技術です。

一般的な水冷クーラーを使い検証を行いましたが、4.2GHzから4.4GHzの間で演算を続けれるのは大きな成果でした。
比較グリスは4GHz前後でしか動作しなかったのでかなり良い結果でしたが、グリスで冷やすわけでは無いのでこのグリスを生かす強力なクーラーの搭載も視野に入れて、構成を考える必要が出てきましたね。
続く
冷却グリスレビュー!10度も冷えて約1万円!チューニング次第でスコアアップも?(2)
組み込み
早速組み込んで行きます!

撮影機材の関係で雑な写真一枚のみになってしまいました・・・
塗り方のお勧めは、5分~10分OCCTなどを使い温度を上げてから、無水エタノールで脱脂作業を行い、塗ると良いでしょう。ドライヤーなどで加熱するとシリコンが痛むので止めましょう。新規で構成する場合は、リテールなど使い加熱すると良いでしょう。
最初は火傷に注意して作業を行って下さい。手袋は必須です。
GTX980Tiは動画で公開予定です
続く
冷却グリスレビュー!10度も冷えて約1万円!チューニング次第でスコアアップも?(1)
約1万円かけても、見た目もよくならないし、
確実なスコアアップのデータもありません!
しかし、10度冷えるグリス!パーツ選定や
チューニング次第では、大きな夢が!!
今回のそのグリスのレビューです!
Thermal Grizzly社のKryonaut とminusPad8を試していきます
KryonautはシリコングリスでminusPad8はシリコンパットです
Kryonaut 1.5ml TG-K-015-R
https://www.shinwa-sangyo.co.jp/products/thermal-grease/tg-k-015-r
minus pad 8 TG-MP8-100-100-15-1R
https://www.shinwa-sangyo.co.jp/products/thermal-sheet/tg-mp8-100-100-15-1r
高いグリスと言えばCool Laboratory LIQUID PROが有名だと思います。最高の熱伝導率を誇る反面、液体金属なので扱いが難しく、さらにアルミを腐食する為、常用オーバークロックには不向きでした
以前私は常用オーバークロックcorei7 2700k 5.6GHzマシンはCool Laboratory LIQUID PROを使っていましたが、私の技術をもってしても2年前後で腐食が進みマシンの寿命を迎えました。
しかし今回ご紹介するKryonautシリコングリスなのでショートや腐食などが起こらず、長期間、安全、安定に常用オーバークロックを使う事が出来る素晴らしいグリスなのです。
さらに極冷環境でも使用出来るのが最大の特徴で最大温度差は500℃以上!
ガス冷却の水滴問題もこれを使えば解消できる事から、オーバークロックをしている全てのユーザーにお勧めなグリスです。
今回の検証は
LGA2011シリーズで最大のTDPを誇るintel corei7 3970XとGTX980Tiに組み込み、グリスの違いでどれだけ差が出るかを見ていきましょう!
こちらがパッケージです
パッケージは赤と黒のツートン、特徴的なクマのマーク!
Thermal GrizzlyのGrizzlyはハイイログマだからクマなのでしょうね
個人的には可愛いから好みです
続く!
Xeon E5-2687W v3 シングル 10コア20スレッドのベンチを取ってみました!!
Xeon E5-2687W v3 デュアル
10コア20スレッドのベンチを取ってみました!!
CINEBENCH R15 の結果は、CPU 1582cbでした!
グラボはQuadro K4200 で、OpenGL 153.85fpsでした。
旧版のデータはこれです。
シングルXeonマシンはこちらから
http://www.pc-zeus.com/bto/2565/system_detail.html
勝ち組トレーダーの特徴
Acharge デイトレPC情報、更新されてます!
http://www.acharge-pc.com/daytrade-pc/?p=409
勝ち組トレーダーになりたい方に質問です。
あなたにとってデイトレパソコンは、経費ですか、投資ですか?
投資と考える方は続きを読んでください。
私の知っているトレーダー様で勝ち組の方は、ほぼデイトレパソコンは投資と考えていました。
しかし、経費と考える方は勝ち組になるのは厳しいようです。
なぜなら。
続きはこちらへ!!
http://www.acharge-pc.com/daytrade-pc/?p=409
